大動物
その身体の大きさと、人間とは違う解剖学的特徴などから、大型動物の内視鏡検査の領域では、きわめて特殊な製品ラインナップが必要とされます。カールストルツは、この領域に対しても、数多くの自己開発のインスツルメントをご用意しております。
カールストルツの新型馬用歯鏡
大型動物のためのビデオ内視鏡
性能の高さとエルゴノミー:新型 DrillCut-X® ARTHRO シェーバーハンドピース
関節鏡を使用することによって、従来の手術により侵襲を大幅に軽減し、手術に要する時間も短縮することができます。関節に液体またはガスを充填することで、各種アプローチ方法を通じてより広範な関節内の観察や組織切除を行うことができます。 器具および機器に関する詳細インフォメーションは、当社のEndoWorld VET No. 20 および画面下の「ドキュメンテーション」のリンクからご覧いただけます。
詳細情報へのリンク
腹腔鏡検査、胸腔鏡検査
腹腔鏡検査は、馬の従来の外科治療に取って代わるものとして、急速にポピュラーな治療方法となりました。
牛の場合、腹腔鏡検査はごく最近導入されるようになりました。主要な適用領域は、第四胃の整復です。
腹腔鏡検査は、立っている馬の両側から行うことができます。また、仰臥位でも行うことができます。腹腔鏡検査を行うには、腹腔内にCO2を送気し気腹する必要があります。腹腔鏡検査は、腹腔内臓器の観察、バイオプシー、疝痛、停留睾丸切除、鼠径ヘルニア、卵巣切除、腫瘍、胚移植等に適しています。カールストルツは、この手術方法用に特殊器具を取り揃えています。基本的な器具のラインアップは、ENDOWORLD® VET No. 22をご覧ください。
馬の胸腔鏡検査は、主に胸膜肺炎の場合に馬が立っている状態で行われます。この時、各部位からのバイオプシーを行い、癒着などがある場合はそれを 剥離します。胸腔鏡検査は横臥位で行うこともできます。これ以外の適応としては、胸腔内腫瘍の診断があげられます。胸腔鏡検査では、腹腔鏡検査と同様のテ レスコープや器具が使用されます。
カールストルツは、馬用に、気管支内視鏡検査用の長さ1.8 m および2.5 m、および胃内視鏡検査用の長さ3 m および3.25 m のビデオ内視鏡を提供しております。
さらに、新世代ビデオ内視鏡のビデオプロセッサーは、カールストルツのあらゆる硬性およびフレキシブル光学システムとの互換性を有しています。
乳頭内視鏡検査ユニットはテレスコープ、シース、切除電極の一体型です。片手で操作できるので、手術助手が必要ありません。術者は、手術を行っている間、視野を確保することができます。乳頭内視鏡検査セットは、最小侵襲内視鏡下診断法と十分に実績のある電気外科治療のメリットを統合したものです。
馬の場合、腹腔鏡検査用器具を補う形で馬が立った状態で側面から器具を腹腔内に挿入します。
腹腔鏡下第四胃(皺胃)整復術
乳牛生産量の増加にともない雌牛の第四胃(皺胃)の左方変位の報告数が増加しており経済的にアドバンテージのある新技術開発が求められていました。腹腔鏡下で行うトグル設置は従来の手術法と比較して疾病率の減少と治療時間を短縮するだけでなく不完全なトグル設置の危険を最小限にします。この方法は、開腹法のアドバンテージ(整復と固定のコントロール)と回転法及び縫合法(迅速、低侵襲)の長所が組み合わされたものです。
腹腔鏡は起立位の雌牛の左脇腹より挿入し転位した皺胃を観察することができます。腹腔鏡下でカニューレを第四胃へ挿入しトグルはカニューレを通して目的部位で固定します。手術は、尾側からカニューレを挿入し背位で行うか、又はトグル設置用器具(68160LS)は起立位で使用することができます。腹腔鏡は、尾側から胸骨に向けて、第一ポートのカニューレに対して尾側にある第二ポートのカニューレを介して把持鉗子によってトグルの糸を把持し固定します。3~4週間後、抜糸します。
カールストルツの第四胃治療セットは、視野が大変鮮明で、高品質な器具およびトグルを備えています。トグルは、糸用の穴を2箇所有しています。この穴は、糸が予定の時期よりも早く摩耗して第四胃内で切れてしまうことがないように、極めて滑らかに仕上げられています。
VITOM® 25
The VITOM® 25 exoscope offers a revolutionary new way of displaying open surgical procedures in an ergonomic and high quality manner. Unlike a traditional endoscope, the VITOM® 25 is an “exoscope” which is placed at a distance of 25 to 75 cm from the surgical site, held securely in place by a holding device, giving the surgeon ample workspace.
The magnified image produced by the VITOM® 25 is viewed on a video monitor. This enables the surgeon and support staff to work together comfortably, significantly reducing surgeon fatigue, while the magnification of structures improves surgical precision and accuracy of diagnosis.
This system is ideal for teaching, as is allows for easy, magnified viewing of the surgery, which can also be transmitted to remote locations, without disruption of the procedure.
The ability to capture and archive images and videos of surgical procedures ensures that a detailed and accurate record of the diagnosis and treatment performed is recorded, while creating a valuable tool for training, education, re-examination at a later time, and sharing with clients and colleagues.
The VITOM® 25 works with any existing KARL STORZ video system.